民族楽器ガイダ(3)

    楽器
    09 /16 2011
    ガイドゥニツァ

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    写真はそれぞれ表、裏、上端から見た様子です。

    ガイドゥニツァは木製の長円錐形(内外共に)の筒で、ミズキ又は西洋すももの木から作られるが、より丈夫なミズキの方が好まれる。
    上端はグラヴィナと接続する部分で、ピスクンを差し込むための空洞がある。ガイドゥニッツァには8つの指穴があり、7つは前に、1つは後ろにある。特徴的かつ演奏者にとって重要なのは、左手の人差し指を置く小さな穴である。そこから親指の穴に向かって、アヒル又はニワトリの羽からできた長さ5-10mmの小管(金属でもよい)が通っている。この小管をガイダ演奏家たちはマルモレツ(мърморец)またはグラシニク(глашник)と呼んでいる。

    これのお陰でいろいろな音階が出せるようになっているらしいです。мърморецという単語からは「ブツブツ不平・不満を言う人」のような負のニュアンスを感じるのですが、どういう理由で命名されたのか気になるところです。

    ルチロ
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    ルチロはガイドゥニツァの音に伴う低い固定音(ドローン)を出す役目がある。
    3つの長さ・外観が異なる、ガイダ演奏家たちがエクレメタ(еклемета)と呼ぶ部位から成る。穴はない。
    第一部は2つの挿し込み部分からなる。短く太いほうはピスクンを挿すところで、ミャフのグラヴィナに差し込む。一方の細長いほうは第二部に挿し込む。第二部の挿し込み部分は一箇所しかない。第三部には挿し込み部分はなく、下端部は10cmほど内径が大きくなっている。
    全ての挿し込み部には細い綿糸が巻かれており、部位同士がしっかりつながるように、またルチロの長さを微調整できるようになっている。


    次はピスクンについてです。

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    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。