ブルガリア民族楽器 Dvoyanka Двоянка

    楽器
    11 /15 2015
    ブルガリアから民族楽器ドゥヴォヤンカを注文しました。

    dvoyanka1.jpg
    2本の管が合体した構造になっていて、右側がメロディーを奏でる部分、左側が固定の低音を出す部分となっています。ある意味ガイダの変形とも言えます。ガイダとは違って息継ぎのたびに音が途切れますし、低音といっても左右の長さが同じなのでそれほど低い音は出ません。
    この楽器、けっこういろいろなバリエーションがあるそうですが、今回入手したのはD管で、左側は固定1音のタイプです。裏側には親指の穴がありません。
    値段もそれほど高くなく、シンプルな楽器に見えますが、緻密な計算の元に作られていて、完璧にチューニングされています。

    裏面はこちら(側面に左側管の音程調整用の穴が見えます)
    dvoyanka2.jpg

    吹き口
    dvoyanka3.jpg


    見てのとおり、リコーダーのように「音の出る仕組み」が搭載されているので、カヴァルのようにどうやったら音出るの(涙)とか、ガイダのように調律がライフワーク化することもありません。
    見た目は地味な木片なのによくぞここまで、というのが第一印象です。カヴァルみたいにいろいろ装飾されていても中身はただの筒だったりするのとは対照的かもしれません(^^;
    ブルガリアの楽器にしては珍しく?口に咥えて息を吹き込むだけで音が出ます。技術的な面はともかく、構造的な面では初心者ウェルカムな楽器と言えそうです。
    ピコピコ系の音で、カヴァルのようなややかすれた感じの音とは違います。

    D管の指配置と音階の関係を調べたところ、次の図のようになりました。クリックで拡大します。これといった資料が見つからなかったので私の独自調査です。

    dvoyanka.jpg

    左側の管はEの音ですので、この音を基準としてホ単調で曲を演奏するのがやりやすいです。息を強くするとちょうど1オクターブ上がります。
    この図だけでも、コンパクトに機能がまとめられていることが見て取れると思います。特にブルガリア民謡を演奏するのに適した構造に思えます。なんとなく適当に吹いているだけでも、ブルガリア民謡ぽく聞こえるので手軽で良いです。

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    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。