あかにし貝の通った道を辿る旅(駿河湾→甲州)

    散歩・ハイキング
    12 /05 2016
    アカニシ貝といえば、サザエの代用品として使われることもある海の巻貝の一種です。
    以前、三河湾の佐久島に渡ったとき、観光協会の人がサービスで訪問者に無料提供していたのを覚えています。

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    そのアカニシ貝やあわびなどの煮貝が、海のない山梨県の名産品になっているという。それはどういうことなのか興味を持ち、現地に調査に行ってきました。
    単に身延線に乗りたかったというのもあります。

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    まず、駿河湾に面する富士までやってきました。ここから身延線に乗って甲府に向かいます。

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    眺めは富士川に面した西側の窓側席がおすすめです。つい富士山につられて東側席を選びたくなりますが、路線がS字状になっているので、西富士宮を過ぎたところで西側席からも富士山を拝めます。なお、山梨県に入ってからはどちらからもほとんど見えません。

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    単線でカーブも多いので、車両はゆっくり進んでいきます。特急でも表定速度は50km程度でしょうか。

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    終点が近づくと、盆地ということもあって、車両の速度も上がっていきます。

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    約2時間後、甲府に到着しました。JR東日本の駅舎です。

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    特産品展示では、二社の煮貝メーカーを確認できました。

    甲州名物煮貝の由来については、かいやのページが詳しいです。

    「駿河湾で獲って加工した貝は、馬の背で揺られる最中に味が染み込み、甲府へ着くころは美味しく仕上がった。」
    さらに、かいやさんは
    「馬の背に勝る豊潤な味わいを独自の製法により再現した」
    そうです。

    ページを読み進むと、駿河湾から甲州へ入る道の一つが、今日の身延線ルートとほぼ一致しています。
    電車でも長く感じましたが、当時は海から長く険しい道を馬で運んだわけで、大変だったろうなと思います。

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    甲府駅のお土産屋でも買えますし、地元のスーパー「オギノ」等でも割と広い場所を使って売っています。

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    かいやの「味付けあかにし貝」を買いました。
    普段、滅多に貝を食べないので、大したグルメレポートはできませんが、歯ごたえがあり、磯の香りがかなり豊かです。佃煮とは違って甘さも辛さも控えめなので、素材の味が楽しめます。煮汁を利用して炊き込みごはんにするのもいいでしょうね。



    さて、この貝、今も駿河湾から運ばれているのでしょうか。
    もちろん、後ろの表示見ますよね。確認してみましょう。


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    ♪テレテ~(バグパイプの音)

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    ブルガリア産でした♪

    どうやら最近は、黒海で獲れるアカニシ貝(ブルガリア語:Рапан)を、輸入しているそうです。
    2000年ごろから、黒海沿岸部でも食材として利用されはじめているそうだとか。どんな感じの料理になるのでしょうね。

    先ほどの磯の香りは黒海の香りだったのですね・・・。

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    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。