BALKAN Ethnic Orchestraを使ってみた感想

    ブルガリア製品
    08 /31 2018
    BALKAN Ethnic Orchestraはブルガリア民族楽器のソフトウェア音源です。

    https://www.strezov-sampling.com/products/view/balkan.html

    結構な値段しましたが、割引セールをしていたことと、自分のDTM環境には必要と思ったので、思い切ってポチりました。
    誰得企画「ポップフォーク作曲プロジェクト」でも、このライブラリを使用した楽曲を制作しています。

    beo1.jpg
    音源ライブラリなのでこれ単体では動きません。私は以下のソフト上で使っています。

    ・DAWソフトウェア Cubase AI(VOCALOID4 Editor for Cubaseに付属)
    ・サンプルプレイヤー Kontakt 5 Player

    これらも本来は計10万円以上する商品なのですが、前者はVOCALOID4 Editorを買うと付いてくる下位バージョン(下位でも特に使用上問題なし)、後者はBALKAN Ethnic Orchestraが無償版でも動くよう作ってくれているので、無料で使えています。ですので、YAMAHAのVOCALOID4 Editor for CubaseとボーカロイドVY1を合わせた2万円の出費で環境が整いました。



    購入手続きを済ませると、すぐにダウンロードして使うことができます。全部で20GB以上となるので、落とすのに時間かかります。
    実際に使った印象としては、本物の楽器から録っているので当然ですが、生音!という感じです。DAWソフトにデフォルトで付いてくる人工音源とは雲泥の差です。

    カヴァル、ガイダ、ドゥドゥック、ガドゥルカ等の有名どころの楽器は揃っています。
    その他、アコーディオンやクラリネットなどジブシーバンドに使われる楽器も入っています。
    「アー」「エー」といった民謡発声、掛け声、打楽器音も付いています。



    その一方で、使い方に癖があって戸惑うところもあります。

    まず音域が限られています。リアリティを追及(?)したのでしょうか。例えばガイダだとAのドローン音がありません。それを出すのがソフト音源の役割な気もしますが・・・? どうやらD管ガイダを想定しているようなので、曲のkeyもその制約を受けることになります。
    ボーカロイド側にも適切な音域というのがありますので、それに合わせようと移調させたりすると、楽器側が音域から外れたりするので、注意が必要です。

    あと、キーによっては別の音階が混ざることがあります、生演奏から切り出したからでしょうか。私が使いこなせてないからかも知れませんが、使いながら試行錯誤で合わせる覚悟は必要です。




    beo2.jpg

    上は、ガイダの音階です。右の青色がガイドゥニツァ(チャンター)音、中の黄緑がルチロ(ドローン)音、左の緑が、音階関係なく、ガイダのイントロフレーズ(♪テ↑レ↓レ~等)集です。
    可能性は無限大にあるので、今後も暫く遊んでみようと思います。


    gaida00.jpg
    (ちなみにこちらは実物のジュラ・ガイダ)

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    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。