ブルガリアからリバイバル版アルバムを購入する際の注意点

    BGポップフォーク
    08 /18 2019
    最近、00年代初頭のポップフォークアルバムが出回っています。出回っているといっても、日本国内から注文できる店はなく、私はe-bayに入荷したものをすかさず購入しました。ただしこれらはリバイバル(再販)版であり、当初製造されたものと仕様が異なるので注意が必要です。


    payner_2001_1.jpg

    今回3枚ほどリバイバル版を入手しました。
    例えばベテランポップフォーク歌手エミリアの1stアルバム、Весело момиче(2001)。ブルガリアのCDがネットで買えるようになったのが2003年頃、その時点ですでにこのアルバムは入手困難になっていました。

    内容はド直球ポップフォークで、お上品でなく(褒め言葉)、頭を空っぽにして熱狂できる作品が揃っています。
    あと、当時にしてはオリジナル率高く(オリジナル8、カヴァー3、民謡1)、それどころかルーマニアの歌手に複数曲カヴァーされました。プロデューサがエミリアを推していた表れでしょう。貴重なマリアとのデュエット曲も収録されています。
    しかしその後、彼女は何を間違えたのか、上品路線を目指すようになってしまいました。特に4thアルバム以降はコレジャナイ感が強く、買ったもののほとんど聴いていません。個人的にはエミリアにそんな路線は望んでいないのですが・・・。


    payner_2001_2.jpg

    さて、リバイバル版の注意点ですが、まずプレス版ではないということです。
    パイネルの直営?店舗でも取り扱っているので、海賊版ではないのは確かですが。
    なおパイネルはというかブルガリアでは正規版でも普通にCD-Rだったりすることがあります。


    payner2001_4.jpg

    リバイバル版ではないですが酷かったのが9年前に購入したこちらのミリッツァのアルバム。
    そもそも売れないと判断したのかほとんど生産しなかったのでしょう。CD-R版でした。ジャケットのデザインにも投げやり感。そして5年持たず再生できなくなりました。
    この歌手自体もこの1枚限りで消えてしまいました。

    エミリアのアルバムに話を戻すと、リバイバル版は作り直しなので仕様も色々違います。
    初回生産時にはマルチメディア版だったらしいですが、そのようなコンテンツは付いていません。パイネルのロゴもジャケットと円盤で違いますね。


    payner2001_5.jpg
    MULTIMEDIA?CDって、自分達で作ったんじゃないの?とツッコミたくなります。原盤が残っていても、復刻できなかったのでしょうか。


    payner2001_3.jpg

    元々パイネルは00年代中頃まではオリジナルのCDケースを製造していました。
    海賊版が多かったため、区別するためのようです。「ケースにPAYNERのロゴのないものは正規版ではない」と言っていましたが、コストが見合わなかったのか、00年代終盤からは止めてしまいました。
    今は正規版でもロゴなしか、紙ケースか、そもそもCDアルバム自体あまり発売しなくなってしまいました。

    そんな訳で、リバイバル版と思われるレトロなアルバムを購入される際は留意の上、購入されると良いと思います。

    コメント

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    No title

    ?マークには大爆笑してしまいました。
    いや、恐ろしいですね、ブルガリア。(笑)
    本場ではあるものの、やはり総人口および聴取者の絶対数が少ない事から
    危ない橋(?)を渡るのは避けたいみたいですね。
    それにしても羨ましいくらい若いですね、このアルバムの写真は。
    計算では20歳に届いていないことに加え、未だ現役なのが凄いです。
    それに引き換えミリッツァはご愁傷さまといったところでしょうか。
    アルバムを購入されたхристоさんもご愁傷さまでした。m(_ _)m
    近年CDがあまりリリースされなくなった現状を見る限り、購入するには
    勇気が要りますね。
    とりあえずアルバムを購入したら必ずバックアップを取っておくほうが
    良さそうです。
    私もかつてSONYレーベルのプレスCDアルバムが10年ほどで再生不能に
    なったことがありますので。

    No title

    エミリアの1stアルバム、初回版はпърво изданиеと言われ、ちょっとプレミアが付いているみたいです(といっても15lv程度なので割安ですが)。
    それに対してマイナー歌手ミリッツァのアルバム・・・。需要も不明ですし、同人CDの延長みたいなものかなと感じました。
    これまで何度かCD-Rアルバムに当たりましたが、フタロシアニン系の安っぽい円盤でした。太陽誘電のCD-RにAudioMASTERでバックアップ取ろうと思います。ありがとうございました。

    最近の調査によると、ブルガリアで一番聴かれているジャンルが民謡で、続いてポップフォークみたいです。
    https://www.flagman.bg/show-news-194400-amp.html

    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。