非牛乳製乳製品の本、など今年入手したブルガリアの本

    語学関係
    11 /10 2019
    今年入手したブルガリアの書籍をまとめて紹介します。
    去年までしばらく書籍の注文をお休みしていましたが、今後は定期的に購入していきたいと思います。問題は本棚が満杯なことなんですよね・・・。



    Овче, козе и биволско мляко и продукти от тях
    羊乳、山羊乳、水牛乳とその製品



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    ブルガリアでは白チーズのシレネなど、牛乳製以外の乳製品も種類豊富です。この本ではそれらの食品にフォーカスを当てて、栄養成分、製造法、利用法を紹介しています。
    この本はハードカバーで、学術書のような雰囲気もあります。論文発表した内容を書籍化したのかも知れません。製造法も何℃で何分間処理するなどプロ向けの内容に見えます。乳ごとに栄養成分を分析して比較した表は見比べると興味深いです。
    写真も豊富(本文は白黒)で、製造の工程や、水牛のヨーグルトや山羊乳のカシカヴァールなど珍しい製品の写真も確認できます。全144ページで20lvでした。ブルガリアの本にしてはそこそこ高価なのは、専門書だからなのでしょう。


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    山羊乳のカシカヴァールは見たことなかったです



    Нов речник на уличния жаргон
    スラング新辞典



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    2017年に刊行されたブルガリア語のスラング辞典を入手しました。以前、別のブルガリア語スラング辞典を在庫切れにより入手し損ねたので、今回は買えて良かったです。
    よくポップフォークを聴いていると出てくる"адски"とか"кефиш ме"のような、よく見かけるけど辞書にない、または辞書とは異なる意味が付加されたような俗語が載っています。例えばадскиなんかは、地獄を表すадからきているわけですが、ポジティブな意味で使われる事例がこの本で紹介されています。
    テーマごとに章分けされ、IT系用語の章もあります。ちなみに「ググる」を意味する動詞はгугляだそうです。
    掲載語句の大半は見たことのないものなので、実際にここに載っている俗語に出会う場面がどれだけあるかは不明です。




    Каталог на българските монети
    ブルガリアコインカタログ



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    こちらは薄手のブルガリアコイン図鑑です。全71pで6lv。内部はモノクロながら上質紙が使われています。
    ブルガリア王国以降の硬貨を年代順に勃英併記で紹介しています。サイズや重さ、品位などを確認できます。


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    表紙を飾るのは1908年のフェルディナンド1世100レヴァ金貨


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    手持ちの銀貨についても見てみました。銀貨といえど銀50%ですか。どうせ銀自体安いですし、こんなものかなと思います。
    こういうのを買ってしまうと収集欲を煽られるので良くないですね。(^^; コレクターの方はぜひどうぞ。




    Джобна енциклопедия на рибите в България
    ポケット図鑑 ブルガリアの魚類



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    ドナウ川下流や黒海に生息するブルガリアの在来種を紹介する本です。ありがちな英語本からの翻訳本ではなく、ブルガリアの魚類を扱っている所がポイントです。生態だけでなく、味や調理法も記載してあります。
    日本の魚図鑑だと、カレイなど一部の魚を除いて左向きになるよう統一されていますが、この図鑑では頭が綴じ代向きになっているのが新鮮な感じです。


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    例えばこのБалканска мряна、コイ科の淡水魚。ブルガリアとその周辺にしか生息しないとあります。したがって和名も存在しません。春から秋にかけて獲れ、川魚特有の匂いがなく、食用として人気があるそうです。
    ブルガリアでのセミナー参加時に、現地の川魚レストランで焼き魚を頂き、それがなかなか美味しかったのですが、この魚だったのでしょうか。




    Цигулка за всички
    みんなのバイオリン



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    ブルガリア民謡などを集めた楽譜本です。CD付き版もあるそうです。全25pで5.15lv。エドワード・ヴァシレフ先生の率いる少年少女バイオリンアンサンブルЗвездичкиで使用することを想定して編集されたようです。
    サムネ詐欺っぽいのに敢えて釣られてみたところ、内容は教材のプリントを集めて冊子にした感じでした。果たしてオリジナルかどうかわからない楽譜と、フリー(?)素材が合わさって手作り感あふれる紙面構成が個人的には好きです。
    特にバイオリンに限定せず、ブルガリア音楽の載った楽譜として利用できると思います。


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    ONE PIECE ブルガリア語版


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    お堅い本に疲れたら、コミックはいかがでしょうか。こちらはブルガリア語に翻訳されたコミック「ONE PIECE」です。9.99lvなので、日本のコミックの定価と割と近いです。


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    日本のコミック同様に右から左に読むようになっていて、左側の表紙を開くと「こっち側から読めると思ったら間違い」と指摘されます。読む順序の説明まで付いています。他にどんなコミックがあるのか、次回訪ブルしたときは、現地のコミックも探してみたいです。




    Ракиямен
    ラキアマン



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    こちらはブルガリア発のコミックです。44p全カラー、9.9lvです。
    主人公は作者をモデルとしていて、ラキアマンというヒーローに変身し悪役を倒すというB級アクション映画のような内容となっています。ラキアはブルガリアの蒸留酒です。ラキアの瓶を武器として敵にぶつける場面はあります。興味のある方は購入してみてください。


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    どこかで見た構図かと思ったら、元ネタはやっぱりこちらでしょうか。


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    ラキヤマンのコマより。こちらもどこかで見た画面です。フォーク歌手の描写がヒドイです。作者はアンチポップフォーク派?






    コメント

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    No title

    随分と沢山の紹介でちょっと驚きました。
    羊乳の本はとてもブルガリアらしいですね。そもそも日本では牛乳以外は
    見かける機会がまずありませんが、あちらではどれほど普及しているので
    しょうか。本の価格は日本円で1200円を少し超える程度でしょうか。
    やはりブルガリアの物価の安さには驚きます。
    余談ですが札幌でもシェーブルタイプのチーズを出しているレストランが
    あります。
    ブルガリア語のスラング辞典もあったのですね。割と新しいので「死語」
    が少ないと思われますので結構役に立ちそうですね。
    私の持っているロシア語のスラング辞典は30年近く前に出た物なので果た
    して役に立ちますかどうか。
    しかしこういう辞書に頼っておりますと奇麗な言葉が話せなくなりそうで
    ちょっと怖いです。(笑)
    コイン図鑑はなかなか興味深いですね。モノクロなのが惜しまれます。
    ページ数が少なめですが、それでもおそらく殆ど網羅されているのですね。
    確かに蒐集を始めるとキリがなくなりそうなのが珠に瑕ですね。
    魚類図鑑はローカル色があるだけに貴重と言えそうです。
    紹介された魚は一瞬ドジョウの仲間かと思いましたが鯉の一種なのですね。
    川魚で泥臭くないというのは珍しいですね。一度食べてみたいものです。
    「みんなのバイオリン」の内容は多分真面目に書かれていると思いますが
    日本のアニメのような表紙の絵はちょっと意外でした。
    教材のような中身という事ですから、おそらく年少者向けの本なのでしょ
    うね。
    日本のマンガが輸出されて久しいですが、見開きの方向が逆というのは避
    けられない事態ですね。書き割りの順序も日本と海外では異なりますので
    解説付きというのはとても親切だと思います。
    今は無き秋葉原の外国人メイドカフェの従業員もほぼ全員が日本のマンガ
    大好きという人たちでした。
    「ラキアマン」は初めて知りました。左手に持っているのがラキアの瓶な
    のですね。それにしても最後のコマに描かれた絵は酷過ぎです。(笑)
    実在の人物を茶化しているのでなければいいのですが、、、、

    こんばんは

    ありがとうございます。私が訪れたときは、チーズは基本羊乳製で、商品によっては牛乳やヤギ乳とのブレンドがあるかなという感じでした。ブルガリアのチーズで牛乳製というほうが逆に新鮮味を感じます。
    私も、ヤギ乳のチーズは独特の臭味が気になることがあります。札幌のシェーブルチーズはどんな感じなのでしょうね。
    ロシアのスラング辞典は希少ですね。死語辞典として改めて出版しても面白いかも知れません。実際は普通の辞書も死語が多いようです。
    バルカンスカ・ムリャナはドナウ川下流でも獲れ、それでも臭いがないと言われると本当かな?と思ってしまいます。現地の川魚レストランは清流沿いにあったので、食材も臭いが気にならなかったのかも知れません。
    バイオリンの本は意外と上級者向けの曲が多くありました。イラストはどうやって調達したのか気になります。画像検索でもかけてみましょうか・・・
    PCで文章を読むようになって以来、縦書きの文章に触れる機会も減りました。日本のコミックも数十年後どうなっているでしょうね。
    フォーク歌手の絵はさすがに悪意を感じざるを得ないですが(笑)胸がデカくてケバケバしい、という共通項はまあ間違ってはいないのが悲しいです。


    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。